@misc{oai:suac.repo.nii.ac.jp:00001014, author = {森, 可南子}, month = {2014-03-31, 2014-04-21}, note = {2013, PDF, これからの博物館あり方一つとして、地域に開かれた存在、市民共活動する施設としての側面が指摘され、利用者と博物館とをなぐ役割が見直されている。しかしそのの現状や実態は未だ明らかでない。本研究では、新しい博物館の方向性を担う職員「第三の人材」と名付け、現状、必要な要因、拡充するための方策を明らかにする。 まず「第三の人材」歴史的経緯について解明を試みた。事例として滋賀県立琵琶湖博物館における展示交流員の導入状況を調べた。その結果、①人材派遣会社の存在が大きかったこと、②展示交流員自身の理念への理解とモチベーションの維持、学芸員との連携が、活動理念の継続のために重要なこと、③他館への影響について琵琶湖博物は直接的な関与はないこと、が浮かび上がってきた。 さらに「第三の人材」配置状況ついて、全国調査を行った。都道府県・政令指定都市立の博物館85館から「第三の人材」を配置するが12館抽出できた。次に、展示交流員の流れを組む7館に対して活動の状況と課題を調査したころ、活動状況は館によって異なり実際は受付や従来の展示解説にとどまる館もあった。最終的に、積極的な活動を行う館として滋賀県立琵琶湖博物、兵庫県立人と自然の博物館、山梨県立博物館の3館が挙がった。3館への事例調査の結果、「第三の人材」が積極的な活動を行うために必要な要因として次の3点を解明した。第1に館の直接雇用が望ましいこと。第2に自主企画の有無が重要であること。第3に館全体で「第三の人材」の重要性が認識されていること。これらの実現には①組織内での位置付けや役割分担の明確化、②「第三の人材」の自主性の尊重、③学芸員との密な連携、④理念共有のための研修が必要となる。さらに「第三の人材」の概念について確立化、博物館業界全体的な意識改革も欠かせことを指摘した。, 修士(文化政策), 静岡文化芸術大学}, title = {構造転換期の公立博物館に求められる「第三人材」}, year = {} }