@misc{oai:suac.repo.nii.ac.jp:00001016, author = {林, 双}, month = {2014-03-31, 2014-04-21}, note = {2013, PDF, 中国では、1978年の改革開放政策が実施されて以来、大規模な開発が急激に進められ、歴史都市も含め、伝統的な町並みや景観が次々と破壊されていった。このような状況に対して、1982年には、国務院により国家歴史文化名城制度が発足し、文化遺産や歴史的景観の保存へ取り組みが始まった。当時、歴史的町並みの保全・整備を行う際に、行政主導の方式で事業を行うため、多くの課題が出てきいる。しかし近年、中国各地で町並み保存に市民団体やまちづくりのNPOが参加する例も少しずつ増えてきおり、町並みの持つ価値が以前より広く認識されるうになった。 一方、日本では1970年代頃から、歴史的な町並みの保全には住民参加が進んでおり、1980年代後半になると、行政と一体になって協働し、住民主体となる町並み保存運動が全国各地で盛んに行われるようになった。その結果、歴史的な町並みの保護や活用が積極的に推進され、従来のまちづくりの課題もうまく解決するようになってきている。 そこで、本論文はまず日本と中国の歴史的な町並みの保全・整備の政策の流れを比較研究し、その共通点と相違を明らかにした。また、日本と中国の具体的な事例を取り上げ、住民が町並みの保全・整備に参加することよって、いくつかまちづくりの課題の解決に役立っているかを事例の比較よって、検証を試みた。 今後、中国の町並み活動を推進するためには、日本の経験を参考にして、まずは制度面での改善が必要とし、そして行政・住民事業者などの関係意識を変えることも重要である。さらに、住民参加について、元の住民が町並みに住み続け、行政と協働してまちづくり活動に取組むことよって、現在中国の主流である行政導型まちづくり課題を解決できることが期待できる。, 修士(文化政策), 静岡文化芸術大学}, title = {歴史的な街並みの保全・整備における住民参加の役割 : 日本と中国のケース・スタディ}, year = {} }