@misc{oai:suac.repo.nii.ac.jp:00001071, author = {林, 上安}, month = {2015-03-31, 2015-04-10}, note = {2014, PDF, 地方圏において、少子高齢化の進展と大都市への人口流出が、地域間格差を拡大し、地域経済の衰退と社会的共同生活機能の崩壊を招き地方共通の問題になっている。持続的発展のためには、地方圏における現状の悪化に歯止めをかける地域活性化策が必要であるが、2000年に「大地の芸術祭」が開催され、地域活性化として成功したことが高く評価され、多くの地方自治体は芸術祭を地域活性化の手段として考えるようになり、地方圏で芸術祭が盛んに開催されるようになって来た。地域活性化のためには、経済振興が不可欠である。芸術祭開催期間内で発生する経済波及効果は一時期的に地域経済を高めるが、長期的に地域経済を支える産業の振興は更に重視すべき施策であり、芸術祭を活用して地域経済循環を活性化させることが地方にとって新しい機会となると考える。  本論文の目的は、芸術祭が産業振興の触媒として果たす効果と、それを発揮するための方策を明らかにすることである。  本研究は、地方圏における(1)人口減少地域のインバウンド効果、(2)地方都市のアウトバウンド効果、の2つのフレームを分析軸として、5つの地方圏芸術祭を対象として、行政、芸術祭運営団体や地元業者に対し、計18件のインタビュー調査を行った。これらの調査から、芸術祭による地域産業振興効果として、インバウンド効果は(1)資源の充実(人材の移入と育成、アイディアの移入と技術の向上)、(2)マーケティングの充実(新規創業、客層の転換・拡大、生産誘発)(3)産業のグレードアップ(産業転換、創造性を喚起させる)、以上3つの効果があると考えられる。また、アウトバウンド効果は、(1)地域ブランドの認識度を高める、(2)産業集積を呼ぶための情報発信、以上2つの効果があると明らかに出来た。更に、芸術祭を活用して産業振興を実現するには、(1)継続の必要性、(2)行政の支援、(3)民間の自主性、が必要と考えられる。, 修士(文化政策), 静岡文化芸術大学}, title = {芸術祭を活用した産業振興の新たな可能性 : 地方圏芸術祭に焦点を当てて}, year = {} }