@misc{oai:suac.repo.nii.ac.jp:00001215, author = {大橋, 加奈}, month = {2016-03-31, 2016-03-25}, note = {2015, PDF, 地方分権一括法の施行とともに推進された「平成の合併」は、合併した自治体に様々な影響を及ぼした。そして、この合併による影響は文化の領域においても例外ではない。例えば、合併した市町村の中には、地域の気質を失ってしまったり、文化事業の予算が削減されるといった事態が生じている。そして、地域の文化振興において重要な役割を果たしてきた公立文化施設においても合併を機に、その運営や事業に変化が生じてきている。  そこで、本研究は、地域の公立文化施設に焦点を当て、「平成の合併」後の実態を明らかにすることを目的とした。合併自治体は全国に多数存在する。本論は、それらの合併自治体の中で「非中心地域」を研究の対象とした。この「非中心地域」とは、編入合併の場合の「市に編入されられる側の旧町村部」、新設合併の場合の「市役所が存在し、新市の中心となる自治体以外の旧町村部」を指す。これは、合併によって他の市の周辺地域となってしまった自治体においてこそ、市町村合併による地域アイデンティティの喪失が懸念されるためである。研究の方法としては、「非中心地域」に加え、「中心地域」と「非合併町村」における劇場・音楽堂と博物館を選出し、それらに対して調査票を用いたアンケート調査を実施した。これらの調査結果を比較分析することによって、「非中心地域」の文化施設の実態の特徴を分析することが狙いである。  その結果、合併の影響は、博物館に比べて劇場・音楽堂により顕著に現れていることが明らかとなった。特に、合併に伴う経費節減は、地域のアイデンティティに関わる事業の実施に影響する可能性がある。さらに、文化施設の地元地域に対する姿勢、利用者・来場者の状況、他地域施設への関心、近年の予算といった実態を明らかにすることができた。, 修士(文化政策), 静岡文化芸術大学}, title = {公立文化施設における「平成の合併」の影響 : 旧町村部に立地する文化施設の全国調査を通じて}, year = {} }