@misc{oai:suac.repo.nii.ac.jp:00001217, author = {近藤, 大祐}, month = {2016-03-31, 2016-03-25}, note = {2015, PDF, 本論文は後続の子どもたちのために自らの声をホスト社会に発信するブラジル人移住第2世代の若者に焦点を当てる。そして、第2世代の若者の活躍が今日の浜松市で何故実現しているのか明らかにすることを目的とする。そのために、浜松市におけるブラジル人移住第2世代の「発信活動」の過程および変化をライフストーリーの手法で分析した。本研究における「発信」とは、日本語を用い、ホスト社会の住民および、外国にルーツのある後続の世代の子どもとその保護者に届く形で教育に関する情報提供と意思表明を行うことを指す。第2世代は発信に至るまでに、将来の見通しに関する「情報」を獲得し、「時間」の捉え方に質的な転換が見られた。加えて、「アイデンティティ」は他者との関係を契機に葛藤、肯定、深化の過程を経ていることが分かった。第2世代は日本社会において、外国人の子ども一般を取り巻く環境を知り、問題意識を抱き、当事者性を意識する。そして、事業担当者(エージェント)と出会い、自分の思いを発信するに至った。さらに、発信の規定要因を明らかにするために、当事者の資源獲得に加え、発信を支えるエージェントの機能を分析した。エージェントは「仕組みづくり」、「人への働きかけ」、「舞台の設え」の機能を果たし、移住第2世代の声を社会につなぐ媒介者となっていることが明らかになった。浜松におけるブラジル人移住第2世代による発信活動の規定要因は以下の通りに結論づけることができる。すなわち、(1)ある立場を人が担い、上記3つの機能を持っていること、(2)所属する機関・団体間でエージェントを中心に、ゆるやかなネットワークを形成していること、(3)多文化共生の地域づくりで資金や場の工面ができる環境にあること、(4)資源を獲得したブラジル人移住第2世代がホスト社会へ台頭していること、である。, 修士(文化政策), 静岡文化芸術大学}, title = {浜松におけるブラジル人移住第2世代の発信活動 : ライフストーリー分析を中心に}, year = {} }