@techreport{oai:suac.repo.nii.ac.jp:00000124, author = {片山, 泰輔 and Katayama, Taisuke}, month = {2009, 2013-09-04, 2013-09-04}, note = {学長特別研究費, 2007年に政令指定都市となった浜松市は、創造都市・浜松を目指すという新市長の基本方針のもとで文化振興ビジョンの改訂を行った(2009年3月)。同ビジョンの中では、チャールズ・ランドリー、リチャード・フロリダ、佐々木雅之ら、国内外における都市政策研究の成果を踏まえ、これを実現するための施策の方向性として、創造的な人材が集まる創造拠点の形成が重要であることを指摘している。特に、アクトシティ浜松から静岡文化芸術大学にかけてのエリアを市内外の創造的人材(芸術家、デザイナー、企業家、研究者等)が集まり、相互交流を通じて世界に最先端の文化的発信が行われるような拠点として位置づけている。そこで、本研究においては、浜松市・文化政策課、浜松市文化振興財団、浜松商工会議所・文化振興特別委員会等との連携のもとに、同ビジョンが目指している創造拠点形成に向けた様々な社会実験を行い、創造都市浜松の実現への貢献を目指す。, 浜松市内で働く創造的人材(芸術家、デザイナー、企業の企画・研究・デザイン等の担当者、コンサルタント、建築家、企業家、NPOリーダー、政治家、起業家的行政職員、他大学研究者、ジャーナリスト等)や、市外の創造的人材が、アクトシティ浜松から静岡文化芸術大学にかけてのエリアに日常的に集まり、知的で創造的な交流が継続しておこなれるための仕掛けづくりを行う。  具体的には学内外の様々な主体やイベントと連携しながら、様々な事業(コンサート、舞台公演、展覧会、講演会、研究会等のイベントや、飲食店営業等)が高頻度で行われる状況をつくりだし、創造的人材を日常的に交流させる。すなわち、市内在勤の知的人材が平日の仕事のあとに、大学周辺に集まって知的で創造的な刺激を受けたり、アクトシティで芸術鑑賞をしたあとに、大学とアクトシティの間のエリアで知的で創造的な刺激を受けながら過ごすことができる機会をつくることで、都市の発展に関するどのような変化を生じさせる可能性を持つのかを検証する。  あわせて、このような事業が一過性ではなく、継続可能なものとするための財政的・組織的基盤のあり方を検証するために、事業収入や助成収入拡大に向けた様々な実験的取組みを行い、浜松市における創造的活動のための資金循環システム確立の可能性を検証する。, 研究初年度としては概ね、以下のような成果が得られた。  創造拠点の形成については、コンサートや展覧会名等の芸術イベントや、シンポジウム等の学術イベントにあわせて浜松創造カフェを連続的に開催してきたことにより(9回実施)、芸術家、エンジニア、経営者等、浜松市内の創造的人材が集まり、交流する「場」が定着しつつある。参加者の中からは、デザイナーを対象としたイベントやコンサート開催等の企画提案等も複数よせられており、交流の中から企業が生まれる、という図書の想定どおりの展開が進行しつつある。  また、浜松創造都市協議会を通じて、「浜松創造カフェ」を開催したほか、学会や大学等との共催事業、及び浜松市、文化庁等が主催のイベントと連携をはかり、創造的人材の交流をはかった。  横浜、金沢、大阪、名古屋、神戸等で開催された創造都市の会議に出席するとともに、札幌市との交流事業を推進し、ネットワーク形成をはかってきた結果、浜松市が創造都市を目指して取り組みを開始したことに対する注目度が高まりつつある。  浜松創造都市協議会の組織的、財政的基盤を確立するための検討及び取り組みを行いつつある。, PDF, 社会貢献, 21-学長-1}, title = {浜松市における創造拠点形成に向けた社会実験}, year = {} }