@techreport{oai:suac.repo.nii.ac.jp:00001301, author = {松本, 茂章 and MATSUMOTO, Shigeaki}, month = {2016, 2018-01-10}, note = {先進的研究, 本研究の目的は、パリにおいて、外国文化発信の実態を解明することである。松本は在仏日本人会に注目。美術クラブに焦点を当て、どのような人物がかかわり、どんな展覧会を行い、わが国の対外文化政策にいかなる貢献を果たしたか、を解明した。2008年以来続けてきたパリの日本系文化施設研究とつながるものである。石川はマグレブ諸国の書籍流通に注目、パリのアラブ系書店で取り扱われている実相を明らかにしようと考えた。, 2016年8月10日~12日 (松本)パリ進出を企画した佐賀県職員らへの聞き取り調査 2016年8月29日~9月13日 (松本)在仏日本人会会長や芸術家への聞き取り調査 2016年10月8日~29日 (石川)本学におけるパリ関連SUAC公開講座 企画・運営 2016年12月4日 (松本)日本アートマネジメント学会全国大会での発表 2016年3月25日 (松本)日本文化政策学会研究大会での発表, 松本の渡仏調査では、在仏日本人会の正式下部組織「在仏日本人アーティストクラブ」(N.A.C.)に焦点を当て詳しい実態調査を行った。同会長、同クラブ代表、老壮青にわたる複数会員への聞き取り調査を通じて、これまでベールに包まれていた同クラブの実態を初めて解明した。在仏日本人会画家らによる活動ぶりを明らかにした。成果は、2016年12月4日の日本アートマネジメント学会第18回全国大会(北海道教育大学)で発表したほか、雑誌等に寄稿して静岡文化芸術大学の声価を高めた。 特筆される成果は3点ある。1つには、同会が設立された1980年代以降、主催展覧会に関するほぼすべてのカタログを特別に入手して一覧表を作成できたこと。同会の歩みや役割を整理して貴重な資料を残せた。2つには、同会が、パリ日本文化会館、ユネスコ本部、仏国内の地方都市、そしてドイツ・スイスでも展覧会を開き、日本の対外文化政策に一定の貢献を果たしてきた状況を初めて報告できた点である。3つには、パリに渡った日本人画家の生き方を聞き取ることで、成長過程や創作のありようを浮き彫りにしたことである。 石川は、パリの北アフリカ人地区、ユダヤ人地区で調査したことを、SUAC公開講座で話題提供した。, PDF, 2016年度1年間の研究になったので、同年度や翌2017年度に成果を還元するように努めた。このため、数多くの媒体に活字で報告できた。2018年度以降も機会があれば、さらに積極的に社会に還元していきたい。 (松本茂章) ◆「在仏日本人会アーティストクラブ(N.A.C.)の活動状況と課題」『日本アートマネジメント学会第18回全国大会予稿集』(北海道教育大学)(2016年12月、5-8ページ) ◆「伝統工芸品の海外進出をめぐる現状と課題 -佐賀・有田焼を事例に-」『日本文化政策学会第10回年次研究大会予稿集』(静岡文化芸術大学)(2017年3月、34-37ページ) ◆「佐賀県・有田焼400年と海外進出の試み」月刊誌『公明』第137号(2016年12月、76-78ページ) ◆「パリの関西人 松谷武判さん -具体美術協会出身の画家-」季刊誌『大阪春秋』第166号(2017年4月、82-83ページ)(ポンピドゥーセンターの国立近代美術館に作品が買い上げられた同クラブ出身の著名日本人画家を紹介した) (石川清子) ◆2016年10月8日-29日に、本学で行ったフランスをめぐるSUAC公開講座「国際文化都市としてのパリ」(全4回)を企画。 自らは第4回の「エスニックシティ・パリ」に登壇して研究成果の一部を報告した。, 28-12}, title = {欧州における対外文化政策の現状と課題 -パリを中心に-}, year = {} }