@misc{oai:suac.repo.nii.ac.jp:00001388, author = {苅谷, 桃佳}, month = {2017-03-31, 2017-05-08}, note = {2016, PDF, 本研究は、地方圏の子どもたちに向けた芸術ワークショップを拡充するために、公立文化施設がファシリテーターとの関係を築いていく際の方策を明らかにすることが目的である。近年、子どもたちの「生きる力」を育むため方法のひとつとして、芸術ワークショップが有効だと言われている。そこで、本研究では実演芸術団体に比べ全国に広がる公立文化施設が主体となっておこなう芸術ワークショップに焦点をあてた。しかし、公立文化施設で行われている子ども向けワークショップ事業について詳しい実態や課題を述べた先行研究は殆ど存在しない。  そこで、まずはプレ調査として日本で先進的な取り組みをしている公立文化施設7館の職員を対象にインタビューを行い、その実態を一部把握したところ、ワークショップを拡充させていくためには特定のファシリテーターと施設の継続的な関わりが重要であるということが示唆された。このことから、本調査では、子ども向けワークショップを実施する際に公立文化施設とファシリテーターがどのように関係を構築してきたかに注目し、先進事例と考えられる公立文化施設6館の職員と、該当施設と継続的な関係にあるファシリテーターにインタビューを行った。  分析は、大きな枠組みとして公立文化施設とファシリテーターとの関係構築の過程を「育成」、「登用」、「関係の拡充」の3段階に分類し、本調査のインタビュー項目を該当する段階に当てはめて行った。その結果、公立文化施設がファシリテーターとの関係を構築していくための方策を以下の3つのステップ別に導き出した。「育成」では、若手ファシリテーターの実践の場を作っていくこと。「登用」ではワークショップを実施する目的を明確にし、事業に適したファシリテーターを選出すること、時に仲介者を活用すること。そして「関係の拡充」ではワークショップ事業に職員が積極的に参画すること、施設の組織やワークショップチームで定期的な情報共有を行うこと等である。, 修士(文化政策), 静岡文化芸術大学}, title = {地方圏の子どもたちに向けた芸術ワークショップの拡充:公立文化施設におけるファシリテーターとの関係構築}, year = {} }