@misc{oai:suac.repo.nii.ac.jp:00001391, author = {木村, 彩乃}, month = {2017-03-31, 2017-05-10}, note = {2016, PDF, 本稿の目的は、「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律」通称、歴史まちづくり法の認定都市を題材に、風致形成に取り組む担い手のつながり方を明らかにすることで、担い手がどのように関与しているのか実態を探ることである。  地域の課題に対処するには行政が公共性を独占するのではなく、市民や事業者が新しい担い手としての供給者となることが求められている。行動原理の異なる様々な関係組織が役割分担をし、行政・市民・事業者による水平的なネットワークを構築するための手段として、マルチパートナーシップが有効に働くのではないかと考えた。  歴史的建造物は都市景観および町並みを形成する重要な要素である。しかし歴史まちづくり法(2008)では、町並みを形成する建造物だけでなく人々による伝統的な営みまでも含めて歴史的風致として定義されている。本稿では、同法認定都市に最も多い城下町の中から初年度に認定された彦根市を対象として事例研究を行った。担い手のつながりは、はじめは個人の組織化、次に組織間では地縁的組織と志縁的組織、志縁的組織同士、そして組織と行政のつながりへと徐々につながりが広がっていく水平的ネットワークが構築されていることがわかった。そこでマルチパートナーシップの視点から、担い手のつながり方、および機能するための条件として、①多様な主体が協議の場を持つこと、②資源や能力を確認すること、③役割分担をすること、④活動を組織化すること、の4点をそれぞれ明らかにした。  以上、事例研究を通して、4条件が機能するために、①地縁的組織と志縁的組織で人材が共有されていること、②市職員が志縁的組織に所属していること、③地縁的組織と志縁的組織の両方で活動の拠点があることの3つの要素が担い手に求められると考えた。, 修士(文化政策), 静岡文化芸術大学}, title = {歴史まちづくり法による城下町の風致形成:担い手のつながりに着目して}, year = {} }