@techreport{oai:suac.repo.nii.ac.jp:00001409, author = {天内, 大樹 and AMANAI, Daiki}, month = {2020}, note = {静岡文化芸術大学, 美術・芸術諸学、デザイン学, 本研究はモダン・ムーヴメントの導入過程を教育機関の成立過程を通じて探る試みである.モダン・ムーヴメントを他国との比較から捉える上で,前年度に訪れたラトビア共和国の建築状況を学内公開講座にて整理したこと,さらにはラトビア建築展を本学で開催するにあたっての過程を目の当たりにしたことを併せ,本年度,紀要論文として展開した. またモダン・ムーヴメントの国内における展開として,申請者の研究の出発点ともなっている分離派建築会に関してシンポジウムを続行している.本年度はシンポジウム席上で発表することはなかったが,次年度の発表,および最終的に2020年(分離派建築会結成100周年)に向けての刊行と展示の準備を進めている.また表象文化論学会での発表パネルを報告した文章を執筆したり,静岡県内の近現代建築の調査に立ち会ったりしたことを通じて,近代建築の拡がりを確認することができた. 本年度は国際図学会議にて2本の発表を行い,同時に翻訳を進めているPeter Eisenmanの博士論文で分析されている建築群を見学した.特にフィンランド・ユヴァスキュラ近在のサユナットサロの役場を現地のガイドに案内してもらい,通常言及される枠組みよりも広い都市計画的な視点で配置された(が,その枠組み全体が実現されることはなかった)こと,それがEisenmanの博士論文で言外の前提となっていることを確認できたのは大きい.どちらもモダン・ムーヴメントと我々の空間認識,視覚との関連を巡る研究である. さらに,装飾というテーマも浮上した.図案装飾家による著書を書評した記事,浜松市内の捺染業者が残した服地の柄を定める型紙に対するデザイン史的考察(浜松市博物館特別展図録掲載)などを行った.モダン・ムーヴメントが装飾という存在を消そうとしていたことを考察する上で,現在翻訳を進めているMark Wigleyの著書が有用である., 17K18003}, title = {近代日本の芸術観と建築・デザイン:デザイン思想のグローバル・ヒストリー}, year = {} }