@article{oai:suac.repo.nii.ac.jp:00001445, author = {石川, 清子 and イシカワ, キヨコ}, journal = {静岡文化芸術大学研究紀要}, month = {Mar}, note = {P(論文), アルジェリア人を父に、フランス人を母にアルジェリアで育ち、フランス語を自らの言語としたレイラ・セバール(1941〜 )は、二重性や引き裂かれた状態を共通とするフランス語マグレブ文学の括りのなかでも特殊な位置づけをされる作家である。帰還すべき国を予め失われた故国喪失者として、自らの境遇に似た、北アフリカからの移民とその次世代に共感を示し、彼らを小説の主人公に据えてきた。第一小説『ファティマ、辻公園のアルジェリア女たち』(1981年)は、フランス戦後史という大文字の歴史の欄外に置かれた、北アフリカ移民の母と娘たちの記憶と物語をハイブリッドな語り、構成で再構築する。本稿では多声的語り、集合的記憶の構築という視点から当該作品を考察し、全セバール作品を貫くその特質を検討する。}, pages = {1--8}, title = {アルジェリアから遠く離れて:レイラ・セバール『ファティマ、辻公園のアルジェリア女たち』}, volume = {18}, year = {2018}, yomi = {イシカワ, キヨコ} }