@article{oai:suac.repo.nii.ac.jp:00001460, author = {四方田, 雅史 and ヨモダ, マサフミ}, journal = {静岡文化芸術大学研究紀要}, month = {Mar}, note = {P(論文), 本論文は、主に農業や戦前中国の経済秩序を研究した農学者兼経済学者の柏祐賢の経済思想を、当時の経済学や思想の観点から位置づけることを目的とする。博士論文や一連の著作で、柏はドイツ歴史学派やマルクス主義に代表される発展段階論を当時の中国における実証研究の成果から批判するとともに、各国の経済秩序にはその発展段階に還元できない「個性」があることを示そうとした。そしてその「個性」こそ「大東亜共栄圏」の経済政策を考える際に重視されるべきだと主張した。このように彼の考え方には文化相対主義に近い観点を読み取ることができるが、他方で彼は経済学者であったがゆえに、それぞれの経済秩序を経済的豊かさや世界資本主義からの距離という一元的尺度によって序列化する思考もあわせもっていた。くわえて本稿は、このような柏の中国観・「東亜」観に柏が敬愛した西田幾多郎からの影響が強かったことも論じる。}, pages = {47--56}, title = {柏祐賢の比較経済秩序論における中国経済・「東亜」観}, volume = {18}, year = {2018}, yomi = {ヨモダ, マサフミ} }