@misc{oai:suac.repo.nii.ac.jp:00001564, author = {鈴木, 七海}, month = {2019-03-31, 2019-03-27}, note = {2018, PDF, 本論文は、ホームスクール実践者への質問紙調査とインタビュー調査を通して、日本のホームスクールの全体像を把握し、その現状と課題を明らかにすることを目的としている。「学校信仰」が日本社会に深く浸透している現状を踏まえた上で、「ホームスクールの実践の意義」を解明する。 ホームスクールは、アメリカやイギリスなど世界の多くの国で、法律で認められている教育形態のひとつである。一般的に親が子どもの主たる教育を学校に任せる代わりに、主に家庭で教育することをホームスクールというが、その方法は家庭によってさまざまである。日本において、その知名度はまだ低く、またその実態に関する学問的研究はほとんど存在しない。 日本のホームスクールは不登校と関係が深く、本調査においても子どもの不登校をきっかけにホームスクールを選択した人びとが多いことが明らかになった。しかし、「不登校の受け皿」や「休養の場」としてホームスクールを選択した人は少数であった。多くの人びとは、ホームスクールの実践を続ける中で、ホームスクールを「学校と同等の、またはより優れた教育の選択肢のひとつ」として肯定的に捉え、積極的な実践姿勢へと変化していく様子が見られた。 日本のホームスクール実践者の多くは、イヴァン・イリッチの教育の「学校化」理論に賛意をしめしている。また、実践者の多くはジョン・ホルトの教育哲学である「アンスクーリング」の理念を参考にしながら、ホームスクールを行っていることが明らかになった。, 修士(文化政策), 静岡文化芸術大学}, title = {日本のホームスクールの現状と課題:家庭を拠点に学ぶという選択}, year = {} }