@misc{oai:suac.repo.nii.ac.jp:00001646, author = {真野, 友理子}, month = {2020-03-31, 2020-03-31}, note = {2019, PDF, 全国に普及している創造都市政策に対して、アーティスト・イン・レジデンスの実施が政策の推進に貢献すると考えられる。アーティスト・イン・レジデンスによって都市にクリエイティブな外部人材を取り入れることができるためである。しかし、その評価手法が確立していないことに課題がある。そこで本研究は創造都市推進政策としてのアーティスト・イン・レジデンスの評価のあり方を明らかにすることを研究目的としている。 まず、本研究で事例として扱う浜松市について工業都市としての特徴の整理や文化政策上の課題を指摘し、アーティスト・イン・レジデンスを実施することの意義を確認した。次に評価を行うためのロジックモデルや評価指標の構築を行った上で実際に浜松市鴨江アートセンターのアーティスト・イン・レジデンスを事例に評価の試行を実施した。試行にあたっては応募資料等に基づく定量的調査と事業に関わる人々を対象としたインタビューの定性的調査を組み合わせた。さらに、試行結果をもとに現場の運営者と浜松市に対して評価システムの有効性や運用可能性についてインタビューを行い、その結果を踏まえて評価システムを実際の運用に即したものとなるよう改善を加えた。 これらの調査や分析を経て、創造都市政策としてのアーティスト・イン・レジデンスを評価するためのシステムを開発した。評価システムの手法的な特徴は同一の指標について複数の立場から検証を行う仕組みになっている点である。この評価システムによって広報業務などの事業運営の成果に対する評価が実現し、また文化芸術事業の専門家である現場職員のスキル向上や事業実施場所のポテンシャルなど創造都市政策への効果を検証することも可能にした。本研究で開発した評価システムは現場での運用を基本とする事業評価システムであり、現場の PDCA に最も貢献するものである。そして、中長期的には政策にも影響を与え得る。, 修士(文化政策), 静岡文化芸術大学}, title = {創造都市推進政策としてのアーティスト・イン・レジデンス事業の評価のあり方:浜松市鴨江アートセンターにおける試行を踏まえて}, year = {} }