@misc{oai:suac.repo.nii.ac.jp:00001647, author = {山田, ひろみ}, month = {2020-03-31, 2020-03-31}, note = {2019, PDF, 外国人旅行者が増加する今日、国や地方自治体は、外国人旅行者にとって利用しやすい公共交通機関となるよう、案内表示ガイドライン等を作成し、観光立国を目指している。公共交通機関 は、「いつでも、どこでも、だれでも」利用できなければならない。それゆえ、外国人旅行者のみならず、地域に居住している外国人にとっても、利便性の高いサービスを提供する必要がある。 SDGs(持続可能な開発目標)が示されるなど、国際的にも「だれも取り残さない」という考え方が主流になりつつある今日、だれにとっても利用しやすい公共交通サービスを提供することは、重要な課題の 1 つである。 本研究の目的は、外国人が公共交通を利用する際の課題を明らかにすることである。そこで、ブラジル人がもっとも多く居住し、地下鉄がなくバス交通が公共交通機関の中心である浜松市を事例として取り上げた。浜松市で定住化が進み、長期滞在しているブラジル人にとっても、また、滞在期間が短い外国人にとっても、バスを利用して円滑に移動するためには外国人旅行者同様、案内表示が必要不可欠である。 外国人が利用しやすいバス交通であるためには、バスに関する情報提供のあり方を検討する必要があるのではないか。外国人とバス交通との問題点を抽出するために、アンケート調査やインタビューを実施した。その結果、浜松市在住外国人は母語での案内よりも日本語での案内を好む傾向があった。また、英語は唯一の「優勢言語」とは言えないことが把握できた。さらに、日本人利用者は特別問題視しないことであっても、日本語の理解が十分でない外国人は、バスを利用する際に不自由さを感じていることが明らかになった。 自動車依存都市である浜松市だが、移動手段の選択肢が増えることは生活の質(QOL)の向上につながるという考えから、どのようなバス関連の案内情報を提供すれば外国人利用者にとって利用しやすいバス交通となるのか、ロマン・ヤコブソンのコミュニケーション論を援用して、外国人に向けた有効な案内についても提案した。, 修士(文化政策), 静岡文化芸術大学}, title = {外国人滞在者の公共交通機関利用における課題と提案}, year = {} }