@techreport{oai:suac.repo.nii.ac.jp:00001660, author = {曽根, 秀一 and SONE, Hidekazu}, month = {2019, 2020-10-23}, note = {先進的研究, 本研究は、地方都市に根差した老舗企業の実態、比較研究を目的としている。先行の老舗企業研究の多くは研究対象を大都市とし、さらに、経時的分析が不十分であった。このため、本研究では、下記の計画で研究を進めた。  ①全国の地方都市に存立する老舗企業の実態を明らかにする、②史資料調査、インタビュー調査を行い、経時的視点を提起する、③老舗、同族企業研究の通説に対し新たな視点を提起することである。老舗、同族企業研究の各研究領域を包括した先端的な議論のため、わが国の歴史学や経営学に対する大きな貢献が期待できると考えた。, 平成30年9月20日~22日:甲府市を中心に老舗企業群を訪問し、インタビュー、史資料収集実施。 平成31年3月31日~4月2日:岐阜県中部、南部を中心に老舗企業群を訪問し、インタビュー、史資料調査実施。 令和元年7月24日:文化政策学科ジャントーを開催し、研究成果を共同報告。 令和元年10月31日~11月2日:岡山県津山市を中心に老舗企業群を訪問し、インタビュー、史資料調査実施。, 定期的に3人の共同研究者が集まり、文献渉猟(町史、社史、古文書)、情報収集等に時間をかけることが出来た。具体的には、西田教授:史資料調査、四方田教授:産業史、曽根:経営学、企業史、史料読解から資料収集を各自で行い、貴重な情報を得ることができた(学生アルバイトに写真撮影、データ入力の補助をいただいた)。  また、フィールド調査においても、3人で山梨、岐阜、岡山の複数の老舗企業を訪問した。冨士井屋糀店(甲府市、元禄元年創業)、十八楼(岐阜市、万延元年創業)、多胡本家酒造場(津山市、寛文年間創業)など、15社以上を訪問し、経営者(当主)を中心にインタビューを行うとともに史資料収集した(3人で役割分担を決め効果的に行えた)。時間や予算の制約上、3人揃っての行動には限りがあったが、個別にも史資料収集やインタビュー調査、成果報告などを行った。  文化政策学科のジャントーにおいて、3人での共同報告会を皮切りに、学会報告では、国際学会IMIS、組織学会、ファミリービジネス学会等で本研究の知見をいかして報告した。論文等に関しても海外雑誌“The Journal of Indian Management & Strategy”や『彦根論叢』においても論じた。調査も含めたこれらの成果は、本研究の目的・概要にもあるようにこれまでほとんど論じられてこなかった地方地域における老舗企業に着目し、史資料の発掘、貴重な証言等を残すとともに、理論的見解も含め情報発信されたことは学術的にも大きな意味合いがあると考える。, PDF, 研究成果についてはこれまでの報告に際して得た情報、意見を受けて、引き続き学会報告や刊行物において成果報告していく。とくに本調査で得た貴重な情報や史資料は書籍、学術誌などでの公刊物として検討している。  すでに、国内外の雑誌において本研究テーマに沿った報告を論じてきたが、発展版として、現在、静岡で200年以上存続する鈴与株式会社を題材に、『1からの経営学(第3版)』(令和3年3月公刊予定)において、執筆している。また、神戸大学等のワーキングペーパーにおいて訪問企業のインタビューデータを公刊予定である。各学会の学会誌においても投稿を検討している(令和2年度内公刊)。, 31-10}, title = {地方都市における老舗企業の実態及び比較研究}, year = {} }