@techreport{oai:suac.repo.nii.ac.jp:02000070, author = {小浜 朋子}, month = {2024-01-16}, note = {近年,大型ショッピングモール,コンビニエンスストア,ドラッグストア,ネット通販など,買い物のスタイルは多様化しているが,スーパーマーケット白書の「業態別商品購入金額構成比」によると,どの年代でも,主な日常の食品の50%以上をスーパーマーケットで購入している.超高齢社会において,男女を問わず70歳以上の多くの高齢者がスーパーマーケットで買い物をしているのが現状である.  一方,店舗空間は,LED照明の普及によって照明のデザインの自由度が高まり,個々の商品やブースは明るく見やすい環境になってきており,天井面や棚板の裏に埋め込まれたLEDが表示や商品を照らして視線を誘導する工夫も増えている.また,店内の表示物や商品のパッケージも,印刷技術やデザインの向上により,見やすくわかりやすくなってきている.各店舗では,多種多様な表示物や様々なデザインのパッケージの商品の情報を,消費者に上手く伝えて購買の検討ができるように,売り場のレイアウトやカテゴリー表示,プライスカードなどの表示物の視認性や誘目性に工夫している.  しかし,「視覚」への情報や誘導が多すぎるために,消費者,特に高齢者にとっては,混乱や見落しなどにつながる「見つけにくさ」を生じ,目的の商品の購入検討に至らないことがあるのではないかと感じる.対象物の「見えにくさ」や「わかりにくさ」が客観的に把握できる「見えるバリア」は対処しやすいが,購入行動全体の中の様々な「見えないバリア」によって生じる商品の「見つけにくさ」は,客観的に把握できないため,課題を共有して解決策を検討することが難しい.  そこで本研究では,「見つけにくさ」を,「消費者が意識しているか否かにかかわらず,目的とするものをストレスなく見つけ出すことができない状況」と定義し,デザインの観点から,商品の「見つけにくさ」の実態を把握し可視化して,「視覚特性」に着目した課題解決の提案を行う.商品の「見つけにくさを生じる要因」を明確にし,課題解決の1つの方向性を見出すことを目的とし,今後の超高齢社会における商品,サービス,商業空間のデザインに反映する., PDF}, title = {商品の「見つけにくさ」を可視化する売り場デザインの研究 ~視覚特性に着目して~}, year = {} }