@techreport{oai:suac.repo.nii.ac.jp:00000763, author = {二本松, 康宏 and NIHONMATSU, Yasuhiro}, month = {2011, 2014-08-03}, note = {文化政策学部長特別研究費, 豊橋市鷹丘校区はかつて小鷹野と呼ばれ、江戸時代には三河吉田藩の「鷹狩り場」であった。  放鷹(鷹狩)とは、ただ獲物を捕る狩猟技術というだけのものではない。古代より鷹狩は天皇の権力(王権)の象徴とされ、朝廷につかえる貴族たちにとっては文化的教養の一つでもあった。鎌倉時代以降の武家社会においても鷹狩の権威は衰えず、将軍家から鷹狩を許されること、また将軍が自ら鷹を放ち、その鷹が仕留めた獲物を分け与えることは、諸大名にとって至高の名誉とされた。  近年放鷹文化への学術的な関心が高まりつつある。その研究は、歴史学、文学、文化学、民俗学といったさまざまな分野から関心が寄せられている。我が国における鷹狩の伝来は朝鮮半島、中国大陸、中央アジアへとさかのぼり、アラブ諸国やヨーロッパにも繋がっていることが最新の研究で見えてきた。ユーラシア大陸を横断する鷹狩文化伝来の道は、まさに「鷹の道」として注目されている。  このたび豊橋市鷹丘校区において『放鷹文化講演会 三河・鷹丘―鷹狩りのふるさと―』を開催させていただくことになった。江戸時代から宮内庁に伝わった伝統的な古式放鷹術の実演をご覧いただき、また、小鷹野の由来、地域の歴史と文化をたどる講演を開催する。今回の催しを契機として、鷹狩の文化と歴史が鷹丘地区おける地域文化の再発見に繋がり、また自然との共生を考える機会ともなれば幸いである。, 放鷹文化講演会『三河・鷹狩―鷹狩りのふるさと―』 開催日 平成23年12月3日(土) 主催 鷹丘文化協会、豊橋市鷹丘校区自治会 共催 静岡文化芸術大学、鷹書研究会 協力 諏訪流放鷹術保存会 講演 豊橋市、豊橋市教育委員会、財団法人豊橋文化振興財団、中日新聞社、東愛知新聞社、東海日日新聞社、NHK名古屋放送局豊橋支局、東海テレビ放送、テレビ愛知、豊橋ケーブルネットワーク 放鷹術実演 時間 10:00~11:30 会場 豊橋市立鷹丘小学校 体育館 講演 鷹狩りの文化と歴史―三河吉田藩と小鷹野をめぐって― 二本松康宏, 豊橋を中心とする東三河地区において、徳川家康と鷹狩とのゆかりを伝える歴史や伝承は多々存在する。しかし、これまで、市民が伝統的な古式放鷹術に触れる機会はなく、また学術的な研究が市民に披露されることもなかった。 今回の企画では、伝統的な古式放鷹術の実演を市民の皆さんにご覧いただくことができた。また、我が国における放鷹文化についての研究成果を講演し、鷹狩りの文化と歴史への関心を集めることが出来た。 催しは、NHKをはじめとするテレビニュースでも報道され、また新聞にも紹介された。それによって放鷹文化研究の発信拠点として静岡文化芸術大学の存在を愛知県にもアピールすることができた。, PDF, 文化の地域性・国際性・戦略性, 23-文学-1}, title = {放鷹文化の研究 : 静岡文化芸術大学から発信する放鷹の文化と伝統}, year = {} }