@techreport{oai:suac.repo.nii.ac.jp:00000764, author = {立入, 正之 and TACHIIRI, Masayuki}, month = {2011, 2014-08-04}, note = {文化政策学部長特別研究費, 東北関東大震災の被害は美術館や文化財にも及んでいる。液状化による地盤の沈下や展示作品の損傷、天井からの建材の落下などで休館を余儀なくされる施設も多い。国宝や重要文化財の被害も東日本の広範囲にわたっている。美術作品は振動のみならず温湿度の急激な変化(特に夏冬季)でも状態が悪化する。損傷激しく空調機器の作動しない館内では良好な保管は不可能であるため、直ちに安定環境下に安全確実に移動する必要がある。本研究では外部研究者とともに、美術作品避難移動をシミュレートしつつ、各美術館および関係各機関に被災下美術作品の移動を円滑にするための提言をする。 なお、全国美術館会議の災害緊急時復興要員登録者である本研究者が阪神大震災において、震災直後に被災美術館の復興活動を現地でおこなった経験を生かす。また、本研究では美術館における収蔵品の保管保全についてのみ対象とする。, 東北関東大地震により被災した美術館、文化財の情報収集後、施設の被害状況調査(特に空調設備)、展示・収蔵美術作品の被害状況調査。, 美術作品については、修復および建物施設修復完了までの移動一時保管可能場所調査。, 美術品輸送、保管倉庫に関する調査、および被災地域外の作品一時保管可能各美術館収蔵庫の状況調査。, 上記に基づいた緊急時対処報告書の作成、および美術館と大学の連携と共同調査の構築。, (1)現在協議会委員をつとめている浜松市博物館(分館等を含む)、磐田市香りの博物館、静岡県立美術館において、予期せぬ被災時の緊急対処法について、学芸担当者等への提言と意見交換をおこなった。, (2)学芸員課程新カリキュラムの中心科目のひとつ「博物館経営論」の「博物館における危機管理」章、「展示工学」「博物館資料論」等学芸員課程授業において、調査報告をするとともに、対処法を検証した。, (3)将来的な大学と美術館の美術活動の連携や共同研究に向けて、静岡県内の準備が整いつつある。, PDF, 交差領域研究, 23-文学-2}, title = {美術館の危機管理、大学と美術館の連携}, year = {} }