@techreport{oai:suac.repo.nii.ac.jp:00000978, author = {池上, 重弘 and IKEGAMI, Shigehiro}, month = {2013, 2014-12-11, 2014-12-11, 2015-06-11}, note = {文化・芸術研究センター長特別研究費, 本学に在籍するブラジル人学生たちの持つ潜在力を存分に生かし、多文化環境に生きる子どもたちが日本社会で教育達成するために地元公立大学としてどのような支援が望ましいかを実践的研究を通じて明らかにすることを目的とした。本学卒業生が制作したブラジル人児童向けのバイリンガル絵本を市内の小学校に頒布し、それを媒介にブラジル人学生が保護者の支援ニーズを探り、多文化子ども教育フォーラムで地域社会に還元した。, 本研究では以下に挙げる5つのプロジェクトを進めた。それらは有機的に連関し、平成26年1月に開催した「第6回多文化子ども教育フォーラム~ポルトガル語討論会~日本の大学に進学したブラジル人たちの経験から学ぼう~」につながった。, 【1】ブラジル人児童向け入学ガイダンス絵本を介した学校と保護者のニーズ把握, 【2】フォトストーリー, 【3】学習支援をめぐる実践的研究  1)日本語学習支援  2)外国人中学生学習支援, 【4】多文化子ども教育フォーラム, 【5】教育達成支援策をめぐる基礎研究, なお、これからの研究を実践するため、多文化共生分野の現状に詳しくポルトガル語と日本語の運用能力を身につけた非常勤研究員が必要であった。, バイリンガル絵本は市教委や小学校で学校生活への導入冊子として高い評価を得た。また、大学からの意向調査に対して希望のあったブラジル人家庭を本学のブラジル人学生が訪問して実施した調査では、保護者の立場からみた絵本の評価と、日本の学校への期待等について聞き取りを行った。本学のブラジル人学生が家庭訪問することで、ブラジル人保護者たちは日本の学校に通ったブラジル人の子どもたちが実際にどうやって教育達成できるかを直接的に理解できた。また、児童にとっても、自分と同じバックグラウンドを持ちながら大学で学ぶ先輩に出会うことで、自分の将来を思い描く上でのロールモデルに直接接することができた。本学のブラジル人学生たちにとっても、自分の持つバックグランドが社会的に有意義であることを実感する機会となり、エンパワーメントの契機となった。絵本配布から家庭訪問調査に至る一連のプロジェクトについては、2015年1月の第6回多文化子ども教育フォーラムで報告した。この回は全編ポルトガル語で進行する会として運営し、ブラジル人コミュニティから大きな反響があった。その成果は日本語・ポルトガル語対訳の報告書として公表されている。, PDF, 絵本プロジェクトについては、『国際人流』2014年6月号に池上が「浜松市における多文化子ども教育フォーラムとバイリンガル絵本プロジェクト」と題した論文を発表した。その内容をふくらませて、2014年12月13日の移民政策学会2014年度冬季大会の国際セッションにて池上と上田ナンシー直美が英語ペーパーを報告予定である。また、海外移住資料館研究報告には同趣旨の論文(日本語)が掲載予定である。, 多文化共生に関わる2012年度までの特別研究及びイベント等の成果と合わせ、本研究の成果を含む本学の多文化共生の取り組みについて、『多文化共生の大学づくり-静岡文化芸術大学の挑戦-』(仮題)を2015年度中に刊行する予定である。, 25-22}, title = {多文化環境に生きる子どもの教育達成支援策をめぐる研究}, year = {} }